Tara Océan (タラオセアン)財団

スクーナー船「タラ号

© F. Latreille / Fondation Tara Ocean 

 

フランスで初めて海洋に特化した公益財団法人として認定された Tara Océan財団は、気候変動の影響を予測し、よりよく対応するために、オープンで革新的かつ前例のない科学を開発しています。

 

このハイレベルの科学的専門知識を使用して、若い世代の意識向上を図り、人々を啓蒙し、政策決定者を動かし、発展途上国がこの新しい知識にアクセスできるようにします。

 

2003年にフランス人ファッションデザイナー アニエスベーと、息子のエチエンヌ・ブルゴワが購入しタラ号と改名。二人の前所有者(ジャンルイ・エチエンヌ、ピーター・ブレイク)の意志を引き継ぎ、気候変動や、海洋汚染が海洋環境や、生物多様性にどのような影響を与えるのか研究し、海洋保全の重要性を啓発する目的のために、フランスでタラ号海洋探査プロジェクトを発足。海に浮かぶ研究所、スクーナー船タラ号は、2003年以降、約45万km以上の距離を航海し、60か国以上の国に寄港、世界中の著名な研究所や組織(CNRS、CEA、EMBL、PSL、MIT、NASA、筑波大学、京都大学、など)と連携しながら、12回の科学探査プロジェクトを実施してきました。

 

日本支部 一般社団法人タラオセアンジャパン

日本では、2016年11月に(一社)TARA JAPAN(2020年6月に改称) を設立。

 

代表理事 & 共同創設者:エチエンヌ・ブルゴワ

 

理事 10名

 

筑波大学学長、助教、京都大教授、

東京大学インターメディアテク所長、特任研究員、

東京芸術大学学長、アーティスト、

コンサルティング会社 SERIC (株)代表取締役社長、

ジャーナリスト、アニエスベージャパン(株)代表取締役社長

Facebook Japan (株)代表

 

事務局長、 特別顧問2名、その他3名社員

 

合計17名

 

タラ号ミッション

タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で科学者とアーティストと航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとするさまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を2003年から進め、科学者とアーティストがともに海を旅して活動することで、科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信しています。

 

タラ号は、これまで世界中で12の海洋科学探査プロジェクトを遂行しています。その中でおこなわれた、太平洋の網羅的なサンゴ礁の調査を進める「タラ号太平洋プロジェクト2016 – 2018」の2年半のプロジェクトで、はじめて来日しました。

 

その後、2019年にはヨーロッパの主な河川9本とその河口が接する海洋の、マイクロプラスチック汚染に特化した調査を行いました。

そして2020年12月12日、パリ協定が採択されてからちょうど5年目の記念すべき日にフランスの母港ロリアンを出港してから現在に至るまで、南米大陸沿岸、南極海、アフリカ大陸西岸海域を網羅する、マイクロバイオーム(微生物叢)の調査のため、2年がかりでおこなうプロジェクトを遂行中です。

世界中の研究機関や科学者と協力して海洋調査をおこなうタラ号は、まさしく「海に浮かぶ研究所」です。タラ号で行った探査ミッションにより、既に300本以上の科学論文が発表され、海洋の理解を深めるために必要な多くの科学的知見の蓄積に貢献しています。

 

日本におけるタラ・ミッション

© PeteWest / BioQuest Studios  –  Samuel Bollendorff // Fondation Tara Ocean

 

Mission Tara-Jambio マイクロプラスチック共同調査

2020年に日本支部のタラ オセアン ジャパンでは、日本の国立大学の臨海実験施設のネットワークJAMBIO (マリンバイオ共同推進機構)と共同で「Tara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査(科学×アート×教育)」を立ち上げました。

マイクロプラスチック共同調査

マイクロプラスチックの問題:

マイクロプラスチックとは、5㎜以下のプラスチックの破片のことを言いますが、その中でも種類は大きく2種類に分けられます。一つ目は、一部の歯磨き粉や洗顔料などに使われるマイクロビーズや、洗濯などで流出する化学繊維(マイクロファイバー)など、自然界に出る前から5㎜以下の「第1次マイクロプラスチック」と呼ばれるものです。二つ目は、元々大きなプラスチックが自然界に流出した後、紫外線や波、岩などの作用により分解され5㎜以下に小さくなったプラスチックで、これらは「第2次プラスチック」と呼ばれています。

プラスチックには、それ自体に化学物質が添加されているだけではなく、海に漂う有害物質をスポンジのように吸収するという性質もあります。このことからマイクロプラスチックを食べた小さな魚を食べた大きな魚を、食物連鎖の最後に食べた人間への健康被害も懸念されていますが、まだまだ、この分野への研究は数が少ないのが現状です。

現在では、地球上、どこの海にいってもプラスチック汚染があり、地球規模の環境問題として認識されており、世界ではさまざまなプラスチックの規制が始まっています。

 

タラオセアンの、ヨーロッパでのマイクロプラスチックの調査・研究をはじめとした、これまでの調査・研究プロジェクトの経験と日本全国の国立大学が所属するJAMBIOネットワークの知見を合わせれば、全国の沿岸海域のマイクロプラスチック汚染の現状を明らかにでき、この問題の改善に貢献できると信じて、本プロジェクトを始動しました。

マイクロプラスチックの問題

 

本プロジェクトの目的

  1. 北は北海道から南は沖縄までの、日本列島の沿岸海域のマイクロプラスチック汚染の定量化とプラスチック汚染源の特定。
  2. プラスティスフィア(マイクロプラスチック粒子に付着する微生物叢)の研究。海洋生態系への影響を評価すること。
  3. マイクロプラスチックの現状のみならず、地球温暖化など人間活動が海洋に与える影響について、科学や、アート、教育の力を使って、こどもや若い世代、多くの皆さんに知っていただける機会を提供し、啓発活動をおこなう

 

これまでの成果

静岡県下田市沖におけるマイクロプラスチック汚染モニタリング

  • 2020年7月より、毎月、表層海水・堆積物マイクロプラスチック汚染のモニタリングを筑波大学下田臨海実験センターで開始。表層水72サンプル、マイクロプラスチック濃度測定のための堆積物54サンプル、プラスチックに付着している微生物の12サンプルで、この3つを含む日本最大のモニタリングプログラムとなった。
  • マイクロプラスチック判定用の試料はすべて抽出され、すべての試料からマイクロプラスチックが検出された。

 

本の沿岸海域におけるマイクロプラスチック汚染。2020-2022

 

  • 2021年のサンプリングは、2つの国立大学と共同で実施:東北大学と北海道大学。3つの臨海実験センターで実施:東北大学女川フィールドセンター、北海道大学厚岸臨海実験所、東北大学浅虫海洋生物学研究センター
  • 2020年にスタートした、Tara-JAMBIOマイクロプラスチック共同調査では、九州から北海道まで日本全国10地域、計35箇所で調査を行った。
  • Tara-JAMBIOマイクロプラスチック共同調査は、日本の沿岸海域の表層海水と堆積物におけるマイクロプラスチック汚染に関する最大規模の研究である。
  • マイクロプラスチックは表層海水の全サンプル(43個)、堆積物の全サンプル(40個)から検出された。
  • 環境DNAとプラスチックに付着している微生物のサンプルは処理され、配列が決定され、現在解析中である。これは、日本で初めてのプラスチックの大規模な研究となる。
  • Covid-19禍で様々な感染予防対策を行いながら、このプロジェクトを中心に開催された教育イベント及び展示は、子どもから大人まで約8000人の一般市民を対象とした。
  • 東京藝術大学のアーティストや学生は、2021年に東京・上野の東京藝術大学美術館で作品を展示したが、2022年には、他の全ての参加アーティストの作品も合わせて、姫路美術館、瀬戸内国際芸術祭が開催される香川県三豊市粟島でも展示される予定。

 

サンプル 日本

© Tara JAMBIO / Tara Ocean Japan

ゴミ収集© Hiroyuki Nakagawasai / Tara Ocean Japan

タラオセアンジャパンでは、科学とアートと教育を組み合わせて、海の現状の見える化を広く伝えていきます。

SDGsxARTs展 © Tara Ocean Japan

2021年夏、東京藝術大学美術館で開催された「SDGsxARTs展」では、Tara JAMBIOマイクロプラスチック共同調査に同行した、アーティストの作品の一部が展示された。

Tara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査では2020年の調査時と、2021年の調査の一部で、計12人と1組のアーティストが、海洋調査と教育イベントに同行しました。2022年には、これらの作品を発表する展覧会の開催が、8月に姫路市で、瀬戸内国際芸術祭2022が行われる、香川県三豊市の粟島でも予定されています。また、タラ オセアン ジャパンと、香川県三豊市が、環境教育と啓発活動推進のため、連携協定を締結。瀬戸内国際芸術祭2019秋会期には、粟島の粟島海洋記念館で、TARA展を共催しました。

 

 

タラオセアンジャパン パートナー

agnes b
veolia
jambio
mitoyo
save earth

 

日本語のホームページは、リニューアル中です。

一般社団法人タラオセアンジャパン の活動は、下記のリンクからも、ご確認下さい。

 

http://linktr.ee/TaraJapan/

 

お問い合わせ先

Contact-japan@fondationtaraocean.org

 

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